AMDの次世代EPYCプロセッサは、Venice SP7、Venice SP8、Venice-X SP7、Verano LPの4製品で構成されることが明らかになった。従来のZen 5後継となるアーキテクチャで、Zen 6とZen 6cの2種類のコアを搭載。Zen 6は最大96コア、Zen 6cは最大256コアに対応する。
Venice SP7とSP8の違い
Socket SP7は16チャネルのメモリ(MRDIMM-12800)を備え、最大256コア。一方、Socket SP8は8チャネルのDIMMで、PCIe 6.0レーン数が128と多い。IOD(I/Oダイ)は両者で異なり、SP7ではメモリ帯域を重視、SP8ではPCIeを強化している。
VeranoとVenice-X
Verano LPは72コア、最大5GHz動作で、24チャネルのLPDDR5x(SOCAMM2)を接続可能。GPU(Instinct MI455x/MI500)との密結合を前提とし、独自ソケットまたは基板直付けが想定される。Venice-X SP7は3D V-Cacheを搭載し、ベースはZen 6コア。L3容量はコアあたり12MB(96コアで1152MB)と推定される。
CCD構造の詳細
公開されたダイ画像から、Zen 6cのCCD(CPU Complexダイ)は32コアのCCXを8つ搭載。L3キャッシュはSoIC技術でCCD下層に実装されている可能性が高い。Zen 6のCCDは12コアのCCXを8つ持ち、L3はコアあたり4MB。Venice-Xでは3D V-CacheをSoICで積層する。
出荷スケジュール
Venice SP7は2025年第4四半期、Venice SP8は2026年前半、Venice-XとVeranoは2026年後半に出荷予定。MicrosoftのAzure HXv2はVenice-Xを採用し、最大176コア(2ソケット)を提供する。



