日産自動車は2026年6月18日、新型コンパクトSUV「キックス」を発売した。6月17日には東京・六本木で発表会が行われ、チーフプロダクトスペシャリストの田中聡氏が「コンパクトSUVは全SUVの半数以上を占めるまでに成長した。新型キックスがお客様のニーズに応えられるよう企画した」と期待を語った。
新型キックスの概要
新型キックスのボディサイズは全長4365mm、全幅1800mm、全高1610~1615mm、ホイールベース2566mm。全長約4.3m、全高約1.6mの扱いやすいサイズで、日本や東南アジアでの人気が見込まれる。先代(2016年登場)に対し、ボディデザインを一新し、燃費と出力を向上させた新世代パワーユニットを搭載するのが最大の特徴だ。
生産工場は先代のタイから、神奈川県の追浜工場に変更。ただし追浜工場は2027年度末で閉鎖が発表されており、その後は九州工場へ生産設備を移転する予定だ。日本の工場と設計陣の距離の近さが、新型キックスの質感向上に寄与した可能性がある。
実車に見るこだわり
実車を確認すると、内外装の質感が大幅に向上している。特にインテリアは素材や仕上げにこだわり、上質な空間を実現。新開発の第3世代e-POWERは、モーター駆動ならではの力強い加速と静粛性を両立し、燃費性能も改善された。
価格と戦略
価格はアンダー300万円からスタート。日産は経営立て直しの起爆剤として、この新型キックスに大きな期待を寄せている。コンパクトSUV市場での競争は激しく、キックスがどれだけシェアを奪えるかが注目される。



