プロテインブランド「SAVAS(ザバス)」から新発売された、タンパク質が摂れるブラックコーヒーがSNSで話題を集めている。1杯あたりタンパク質10グラムを含むという機能性飲料だが、コーヒー好きの筆者が実際に飲んでみた正直な感想をお伝えする。
ファミリーマートの新型コーヒーマシンと比較
ファミリーマートは2026年6月、業界初となる新型コーヒーマシンを全国約1万6400店舗に導入した。発売から1週間で前年比109%の売り上げを達成し、好調なスタートを切っている。「ファミマ史上最高の味わいを提供する」と謳う通り、飲んでみると香りやコクがペットボトルコーヒーや缶コーヒーとは比べ物にならないほど高品質だと感じた。
コーヒー好きの立場からすると、今回のプロテインコーヒーよりもファミリーマートの店頭コーヒーの方がクオリティが高い。もちろんコーヒー専門店と比較すれば物足りなさを感じる人もいるだろうが、コストパフォーマンス面では十分満足できる水準だ。
コンビニコーヒーの品質向上と消費者の期待
近年、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ大手3社を中心に、マシンで作るコーヒーの品質は軒並み向上している。消費者の味に対する期待値も高まるなか、「タンパク質が摂れる」という機能性だけでなく、「コーヒーとしておいしいかどうか」が重要な評価軸になるだろう。
毎日コーヒーを飲む人にとって、タンパク質が摂れるコーヒーは一石二鳥に思えるが、コーヒーの味に妥協できるとは考えにくい。機能性が加わっても、コーヒーとしての満足感が十分でなければ継続購入にはつながらないだろう。
プロテインコーヒーのターゲットと今後の展望
筆者のように日常的にプロテインを摂らない人にとっては、わざわざコーヒーでタンパク質を摂る必要性を感じなかった。一方、コーヒーにこだわりがなく、日常的にプロテインを摂取している人には、ザバスのプロテインコーヒーは合うかもしれない。コーヒー好きが今後選ぶ理由があるとすれば、味のクオリティが向上することだ。
「コーヒー」と「タンパク質」を組み合わせる発想そのものは興味深い。健康志向の高まりを背景に高タンパク食品市場は拡大を続けており、今後も機能性飲料は増える可能性が高い。味と機能性をどこまで両立できるかが、プロテインコーヒーが定番商品として定着する鍵を握っている。



