愛媛万葉苑、100歳の常任理事が万葉植物に託す慰霊と平和の思い
愛媛万葉苑、100歳の常任理事が万葉植物に託す思い

松山市の愛媛県護国神社の敷地内にある「愛媛万葉苑」。神社にまつられている英霊を慰霊するために県内の植物が集められた県郷土植物園が前身で、現存する日本最古の歌集『万葉集』に詠まれた植物「万葉植物」が植栽され、多くの人が観賞に訪れている。

戦後81年、100歳の常任理事の誓い

今年で戦後81年。愛媛万葉苑保存会の常任理事を務める藤原茂さん(100)は「戦死した戦友にかける言葉は見つからないが、慰霊の気持ち、平和への思いを万葉苑に託して次世代に引き継げるよう努めていきたい」と誓いを新たにしている。

万葉植物園の歴史と開園の経緯

歌碑建立を機に万葉集に収録された約4500首のうち植物が登場する歌は1500首ほどといわれる。万葉植物園は全国に70園以上あり、最も古いのは昭和7年開園の奈良・春日大社の萬葉植物園とされる。

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終戦後の28年、当時の愛媛県護国神社の宮司が「英霊をふるさとの植物で慰めたい」と、同県出身の植物学者で国指定天然記念物のオキチモズクを発見したことで知られる八木繁一氏らの協力を得て、県内の300種類以上の植物を収集。県郷土植物園を開園した。

伊予の歌文化と万葉苑

伊予(愛媛)は記紀・万葉の時代から多くの歌人、文人が訪れて数多くの詩歌が残されている。《熟田津に船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな》

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