【独占】トヨタの水素エンジン車、2025年に量産へ 航続距離800km達成
トヨタ水素エンジン車、2025年量産へ 航続800km

トヨタ自動車は、水素を燃料とするエンジン車を2025年に量産開始する方針を固めた。同社の関係者が明らかにした。航続距離は約800kmで、現行の燃料電池車(FCV)「MIRAI」の約750kmを上回る。水素エンジン車は、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)の選択肢として、トヨタが開発を進めてきた。

水素エンジン車の仕組みと優位性

水素エンジンは、従来のガソリンエンジンと同じピストン運動で動力を得るが、燃料に水素を使用する。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないため、環境負荷が低い。また、燃料電池車に比べてシステムが簡素で、コスト削減が期待できる。トヨタは既に、レーシングカー「GRヤリス」をベースにした水素エンジン車を開発し、実証実験を行っている。

量産計画の詳細

量産は2025年を目標に、まずは商用車や業務用車両から始める見通し。一般向け乗用車への展開は、水素ステーションの整備状況を見極めながら進める。トヨタの豊田章男社長は、「水素エンジンは、内燃機関の可能性を広げる重要な技術だ」と述べている。

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市場への影響と課題

水素エンジン車の普及には、水素供給インフラの整備が不可欠だ。現在、日本国内の水素ステーションは約160カ所にとどまる。政府は2030年までに1000カ所に増やす目標を掲げている。トヨタは、水素エンジンを搭載した車両を他社にも供給し、市場全体の拡大を図る方針。

自動車業界では、電気自動車(EV)への移行が加速する中、トヨタは水素エンジンや燃料電池車など、複数の選択肢を用意する戦略を取っている。今回の量産計画は、水素社会の実現に向けた大きな一歩となる。

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