トヨタ自動車は2026年6月30日、全固体電池を搭載した新型EV「bZ4X」を2027年に発売すると発表した。航続距離は1000kmを超え、充電時間は10分以下を実現する見通しで、電気自動車(EV)市場に大きな変革をもたらす可能性がある。
全固体電池の採用で航続距離と充電時間が大幅改善
新型bZ4Xは、現行のリチウムイオン電池に代わり、トヨタが独自開発した全固体電池を搭載。これにより、航続距離は現行モデルの約2倍となる1000km超を達成。充電時間も現在の30分から10分以下に短縮される。トヨタは「全固体電池はエネルギー密度が高く、安全性にも優れる」と説明している。
価格は500万円台から、量産効果でさらなる低価格化も
新型bZ4Xの価格は500万円台からと、現行モデルと同等の水準に設定される見通し。トヨタは「全固体電池の量産効果により、2020年代後半にはさらに価格を引き下げられる」としている。また、全固体電池は2027年から順次、他のトヨタ車にも搭載される予定。
EV市場の競争激化、トヨタは技術優位性を強調
全固体電池は、次世代電池として各社が開発を競っている。トヨタは「全固体電池の実用化で、EVの航続距離や充電時間の課題を解決し、EV普及のけん引役となる」とコメント。一方、テスラや中国勢も固体電池の開発を進めており、競争は激化している。
トヨタは2026年度までにEVの年間販売台数を150万台とする目標を掲げており、全固体電池搭載車の投入で目標達成を目指す。



