中国・深セン市で、自動運転タクシーの試験運行が間もなく開始される。このプロジェクトは、中国の大手IT企業である百度(バイドゥ)の自動運転部門「百度アポロ」が主導するもので、2023年内に10台の自動運転タクシーを投入し、市民向けに無料サービスを提供する計画だ。
試験運行の詳細
試験運行は、深セン市の特定エリアで行われる。タクシーは百度アポロが開発した自動運転システムを搭載しており、レベル4の自動運転(特定条件下での完全自動運転)に対応する。運行時間は午前9時から午後5時までで、利用者は専用アプリを通じて予約できる。当初は無料で提供されるが、将来的には有料化も検討されている。
深セン市の役割
深セン市は、中国のテクノロジーハブとして知られ、自動運転技術の実証実験に積極的だ。市政府は、今回の試験運行を支援するため、特別な許可を発行し、交通規制の緩和などの措置を講じている。深セン市の担当者は、「自動運転技術は交通渋滞の緩和や事故削減に貢献すると期待している。今回の試験運行は、その可能性を検証する重要な一歩だ」と述べている。
自動運転タクシーの将来
百度アポロは、中国国内の他の都市でも自動運転タクシーの試験運行を計画している。同社は、2025年までに100都市で自動運転タクシーサービスを展開する目標を掲げている。今回の深センでの試験運行は、その第一弾となる。自動運転タクシーの普及により、移動手段の選択肢が広がり、交通システム全体の効率化が期待される。



