EVシフト加速、中国勢が席巻する世界市場の変貌
EVシフト加速、中国勢が席巻する世界市場の変貌 (16.07.2026)

世界の電気自動車(EV)市場が急速に変化している。2023年、中国のBYD(比亜迪)が年間販売台数で米テスラを抜き、世界首位に立った。これは、EVシフトが加速する中で、中国勢の存在感が一段と増していることを示している。

中国勢の躍進:BYDがテスラを抜く

BYDの2023年のEV販売台数は約157万台で、テスラの約131万台を上回った。BYDは低価格帯から高級車まで幅広いラインアップを揃え、中国政府の補助金政策も追い風となった。また、バッテリー自社生産によるコスト競争力も強みだ。

日本勢の苦戦:出遅れが顕著

一方、日本メーカーはEVシフトで出遅れている。トヨタはハイブリッド車(HV)に注力してきたが、EV販売は2023年に約10万台と低迷。日産はリーフで先行したものの、その後は新型EVの投入が遅れている。ホンダもGMとの協業を進めるが、市場シェアは小さい。

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欧米勢の状況:テスラは依然強く、欧州勢は追従

テスラは販売台数でBYDに抜かれたが、売上高や利益では依然首位。欧州勢では、フォルクスワーゲン(VW)がEVシフトを加速し、2023年に約39万台を販売。しかし、中国市場での苦戦が課題だ。

市場全体の動向:EV普及は加速も、地域差あり

国際エネルギー機関(IEA)によると、2023年の世界のEV販売台数は約1400万台で、前年比35%増。中国が約60%を占め、欧州が約20%、米国が約10%と続く。日本は約2%と低調だ。

今後の展望:競争激化とサプライチェーンの再編

EV市場では、中国勢の低価格攻勢が続くと予想される。一方、米国や欧州は関税引き上げや補助金で自国産業を保護する動き。日本勢は、技術力や品質を活かした差別化が求められる。また、バッテリー原材料の調達やリサイクルなど、サプライチェーン全体での競争が重要になる。

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