中国EVメーカー小鵬汽車、ドイツ市場に本格参入へ
中国EV小鵬汽車、ドイツ市場に本格参入へ

中国の電気自動車(EV)メーカーである小鵬汽車(Xpeng)は、ドイツ市場への本格参入を発表した。2024年から、セダン「P7」とSUV「G9」の2モデルを販売する。同社はすでに欧州での販売認証を取得しており、ドイツを皮切りに欧州市場での存在感を高める方針だ。

欧州戦略の一環としてのドイツ市場参入

小鵬汽車は、これまでノルウェーなど一部の欧州市場で販売を行ってきたが、ドイツは自動車産業の中心地として重要な位置づけとなる。同社の海外事業責任者は「ドイツは世界で最も競争の激しい自動車市場の一つであり、当社の技術力と製品品質を証明する絶好の場だ」と述べている。

ドイツ市場では、既存のディーラーネットワークを活用し、都市部を中心に販売・サービス拠点を設置する計画だ。また、充電インフラの整備にも協力し、顧客の利便性を高める。

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P7とG9:競争力のある価格と性能

P7は、航続距離約700km(WLTPモード)を誇るスポーツセダンで、ドイツでの価格は約5万ユーロから。G9は、航続距離約600kmの大型SUVで、約6万ユーロからと、テスラやフォルクスワーゲンの競合モデルに対抗する価格設定となっている。

小鵬汽車は、高度な運転支援システム「XNGP」を搭載し、自動運転技術でも差別化を図る。同社の技術担当役員は「ドイツの高速道路での自動運転機能のテストを完了し、現地の交通環境に最適化した」と説明している。

中国EVメーカーの欧州進出の動き

小鵬汽車のドイツ参入は、BYDや蔚来汽車(NIO)など他の中国EVメーカーの欧州進出の動きと軌を一にする。2023年には中国製EVの欧州への輸出が急増し、一部の国では関税引き上げの議論も出ている。

ドイツ自動車工業会(VDA)の広報担当者は「中国メーカーの参入は競争を促進し、最終的に消費者に利益をもたらす」とコメント。一方で、欧州の自動車メーカーは技術革新とコスト削減の圧力に直面している。

小鵬汽車は、2024年中にドイツで約1000台の販売を目標としており、その後オランダやフランスなど他の主要欧州市場への展開を計画している。

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