中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)は2024年の売上高が初めて1000億ドル(約15兆円)を超え、米国の競合テスラを上回った。同社の24日の発表によると、売上高は前年比29%増の7771億元(約1070億ドル)に達した。一方、テスラの2024年の売上高は977億ドルだった。
純利益も42%増、EV販売台数で世界首位に
BYDの2024年の純利益は42%増の402億5000万元(約53億ドル)となった。同社は世界のEV販売台数でもテスラを上回り、首位に立っている。BYDは2024年第4四半期に約160万台のEVを販売し、テスラの約49万台を大きく引き離した。
BYDの成長は、中国政府のEV普及政策と、同社の低価格戦略が支えている。同社は「Seagull」や「Atto 3」などの手頃な価格帯のモデルを投入し、国内市場でシェアを拡大。さらに、東南アジアや欧州への輸出も積極的に行っている。
テスラとの競争激化、市場シェア争い
BYDの躍進は、テスラとの競争を一段と激化させている。テスラは2024年の販売台数でBYDに抜かれたものの、売上高では依然として高い水準を維持している。しかし、BYDの売上高がテスラを上回ったことで、両社の勢力図に変化が生じている。
BYDの王伝福(Wang Chuanfu)会長は「当社は技術革新とコスト削減を続け、世界中の消費者に手頃なEVを提供する」と述べている。同社は2025年も販売台数と売上高のさらなる拡大を目指す。



