中国EV大手BYD、2027年までに欧州第2工場建設へ
中国BYD、欧州第2工場を2027年までに建設

中国の電気自動車(EV)大手BYDは、欧州市場での需要増加に対応するため、2027年までに欧州で第2の工場を建設する計画を明らかにした。同社は現在、ハンガリーに初の欧州工場を建設中で、2025年末の稼働を予定している。

欧州戦略の加速

BYDの欧州事業責任者は「欧州でのEV需要は急速に拡大しており、現地生産能力の増強が不可欠だ」と述べ、第2工場の建設を決定した背景を説明した。新工場の所在地は未公表だが、複数の候地を検討中で、年内にも決定する見通し。

BYDは2023年に欧州で約1万5000台を販売し、2024年には5万台以上を目標としている。第2工場の生産能力は年間50万台を想定し、2027年の稼働開始を目指す。

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欧州自動車業界への影響

BYDの積極的な欧州進出は、地元自動車メーカーに脅威を与えている。フォルクスワーゲンやステランティスなどは、中国勢の低コストEVに対抗するため、生産コスト削減や協業を模索している。

欧州委員会は中国製EVに対する補助金調査を進めており、関税引き上げの可能性も指摘される。BYDの現地生産は、こうした貿易障壁を回避する狙いもあるとみられる。

今後の展開

BYDはハンガリー工場に加え、第2工場の建設で欧州での生産能力を大幅に強化する。さらに、研究開発拠点の設置も検討しており、欧州市場への本格的なコミットメントを示している。

同社はタイやブラジルなどでも工場建設を進めており、グローバル展開を加速。2025年までに海外生産能力を年間100万台以上に引き上げる計画だ。

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