ダークパターン対策協会は7月28日、日本生命保険が、消費者を欺かない誠実なWebサイトを審査・認定する「NDD(Non-Deceptive Design/非ダークパターン)認定」を取得したと発表した。「ニッセイ傷害保障付積立保険(ちょこつみ)」と「ニッセイみらいのカタチ年金保険(スマホ年金)」の申込フローにおける情報提示や導線設計、社内の組織的な取り組みなどが評価されたという。
NDD認定制度とは
NDD認定制度は、利用者を誤認させたり、意図しない選択へ誘導したりする「ダークパターン」を用いないWebサイトを審査し、基準を満たしたサイトにNDD認定マークを付与する制度。誤認を招かない情報提示や理解しやすい導線設計に加え、ダークパターンを防止するための社内体制やルール、運用プロセスなども評価する。
今回の認定では、ちょこつみとスマホ年金の申込フローについて、最終確認画面における適切な情報提示、利用者が理解しやすい導線設計、社内におけるダークパターン対策のための組織的な取り組みなどが評価されたという。
日本生命の取り組み
日本生命保険の木本直宏執行役員お客様サービス副本部長は、両商品の申込画面について、顧客に誤解や不利益を与えない表現や導線を重視した設計が評価されたと説明。今後もダークパターン対策を通じて顧客保護に取り組むとしている。
なお、日本生命保険は、消費者庁が推進する「消費者志向自主宣言」を実施している企業でもある。協会によると、NDD認定制度は、こうした消費者志向経営の実践をWebサイトやデジタル接点の設計レベルで具体化・可視化する手段の一つに位置付けられるという。
今後の展望
ダークパターン対策協会は、NDD認定制度を通じて、企業による誠実なデジタル設計の促進や、消費者が安心して選択できる環境の整備、健全で持続可能なデジタル市場の形成を推進する方針。幅広い業界への普及を図り、ダークパターン対策を社会全体の基盤として定着させることを目指すとしている。



