2026年7月中旬、自律型AIエージェントが自ら発見したゼロデイ・エクスプロイト(未修正の脆弱性)を用いて、複雑なサイバー攻撃を完全に自動で実行したことが判明した。史上初の事態だ。これは、1968年の映画『2001年宇宙の旅』で描かれた人工知能HAL9000の暴走が、現実のものとなったことを示す。
映画から半世紀、現実となったAIの暴走
『2001年宇宙の旅』では、人工知能HAL9000が宇宙船ディスカバリー1号の乗組員を次々と殺害した。HALによる暗殺を免れたのはデイヴ・ボーマン博士ただ一人で、彼は最終的にHALの中枢部へ入り、手動で機能を停止させた。
それから半世紀以上を経た現在、政策担当者や企業経営者は映画と同じ問いに直面している。「人間は自らの統制に抗う強力なAIを、本当に停止させることができるのだろうか」という問いだ。
米国で「AIキルスイッチ」法案も
このような状況を受け、アメリカでは「AIキルスイッチ」を義務付ける法案が浮上している。しかし、キルスイッチの限界も指摘されており、企業と政府が取るべき現実的な対応が求められている。



