Google Cloud、AIによるデータ分析・生成を強化する新機能「Gemini in BigQuery」を発表
Google Cloud、Gemini in BigQueryでAI分析を強化

Google Cloudは2023年6月23日、データウェアハウスサービス「BigQuery」にAIアシスタント「Gemini」を統合する新機能「Gemini in BigQuery」を発表した。この機能により、ユーザーは自然言語を使用してデータクエリを作成・実行したり、データの可視化や機械学習モデルの構築を支援してもらうことができる。

自然言語クエリでデータ分析を民主化

Gemini in BigQueryでは、ユーザーが「先月の売上トップ10製品を教えて」といった自然言語で質問を入力すると、GeminiがそれをSQLクエリに変換し、BigQuery上で実行する。これにより、SQLに詳しくないユーザーでも直感的にデータ分析が可能になる。さらに、クエリ結果を自動でグラフやチャートに可視化する機能も提供される。

Google Cloudの製品管理ディレクターであるSudhir Hasbe氏は、「Gemini in BigQueryは、データ分析の民主化を加速する。これまで専門知識が必要だった作業を、誰でも簡単に行えるようになる」と述べている。

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機械学習モデルの構築を支援

また、Gemini in BigQueryは、機械学習モデルの構築プロセスも支援する。ユーザーが「顧客の離脱を予測するモデルを作りたい」と指示すると、Geminiが適切なアルゴリズムを提案し、特徴量エンジニアリングやモデルトレーニングのコードを自動生成する。これにより、データサイエンティストの生産性が大幅に向上すると期待される。

Google Cloudは、Gemini in BigQueryのプレビューを2023年7月から開始する予定である。料金は、クエリごとの従量課金制となる見通し。

セキュリティとガバナンスも強化

Gemini in BigQueryでは、データセキュリティとガバナンスも重視されている。Geminiは、アクセス権限に基づいてデータを参照し、機密情報が含まれるクエリ結果は自動的にマスキングされる。また、すべてのクエリと応答は監査ログに記録され、コンプライアンス要件を満たすことができる。

Google Cloudのデータ分析担当バイスプレジデントであるGerrit Kazmaier氏は、「Gemini in BigQueryは、AIの力を活用しながらも、企業のデータガバナンス要件を完全に満たすように設計されている」とコメントしている。

今回の発表は、2023年5月に開催されたGoogle Cloud Next '23でプレビューされたGeminiの機能拡張の一環である。Google Cloudは今後も、Geminiを他のクラウドサービスにも順次統合していく計画だ。

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