米Amazon Web Services(AWS)は、Google CloudやMicrosoft Azureなどのクラウドと専用線による高速接続を実現する新サービス「AWS Interconnect - multicloud」において、500Mbpsの無料枠を設定したことを発表しました。
AWS Interconnect - multicloudとは
これまでユーザー自身がネットワークを組み合わせて構成する必要があったAWS、Microsoft Azure、Google Cloudなどの大手クラウドを組み合わせたマルチクラウド構成を、AWSのサービスによって実現するものです。AWSが提供する専用の帯域幅を持つネットワークを利用してAWS外のクラウドと接続し、AWS Transit Gateway、AWS Cloud WAN、Amazon VPCなどのサービスと迅速に連携できます。
無料枠の詳細
今回発表された無料枠は500Mbps、月間約160TB相当のデータ転送が可能な接続を、顧客ごとに1つのリージョンあたり1回線、1つのクラウドプロバイダに対して提供されます。この接続は有料サービスと同じネットワークパス、設備、およびデバイスの信頼性を備えたものとして提供され、追加費用なしでAmazon CloudWatch Network Synthetic Monitorが同梱されます。
ただし接続先のクラウド側で発生するトラフィックについては、接続先のクラウドにて費用が発生する点には注意が必要です。
今後の展開
AWS Interconnectは現時点でGoogle Cloudとの接続が正式サービスとなっており、2026年5月にはOracle Cloudとの接続をパブリックプレビューとして提供開始。また、今年後半にはMicrosoft Azureとの接続も予定されています。
AWSはこの無料枠により、マルチクラウド環境の導入障壁を下げ、より多くの企業が複数クラウドを活用できるようにする狙いがあります。無料枠はリージョンごとに1回線までで、複数リージョンで利用する場合は追加の有料接続が必要です。



