YouTube、Short動画を2倍速再生可能に「低評価」ボタン廃止へ
YouTube、Short動画2倍速対応 低評価ボタン廃止

Google傘下のYouTubeは6月25日(現地時間)、短編動画「YouTube Shorts」のプレーヤーに複数の新機能を導入すると発表した。同日から順次展開する。最も注目される変更点は、Shorts動画の2倍速再生対応と、低評価(Dislike)ボタンの廃止である。

2倍速再生とClear Screenモード

新たに、再生画面上のアイコンやテキストを一時的に非表示にする「Clear Screen」モードを追加する。動画に集中できる没入感のある表示を提供する目的という。ユーザーが画面を長押しすると、アイコン類が消えて動画だけが表示される。

再生速度の調整にも対応する。Shorts動画を2倍速で再生できるようになる。これは、これまで要望の多かった機能の1つだとしている。Shorts再生中に画面左端を長押しすると「2倍速をロックするには、下にスワイプ」と表示され、スワイプすると再生中のShorts動画が2倍速になる。

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音を出せない場所での再生のために、画面をタップして一時停止してからミュートアイコンをタップすると消音できるようにした。視聴時間を管理する「Shortsタイマー」も、ゼロを含めて設定可能になる。

低評価ボタン廃止、代わりに「興味なし」

フィードのカスタマイズに関わる仕様も変更する。従来の高評価であるサムアップ(親指を上に向ける)アイコンをハートアイコンに置き換え、動画への共感をより伝わりやすくする。一方で、低評価(親指を下に向ける)ボタンは廃止する。代わりに「興味なし」「このチャンネルをおすすめに表示しない」といった、より精度の高い操作で視聴者が自らフィードを調整する。同社は、低評価が「音質が悪い」から「好みではない」まで多様な意味を含んでいた点を理由に挙げている。なお、コミュニティガイドライン違反が疑われる動画の報告機能は引き続き利用できる。

関連するAI機能と今後の展開

YouTubeは同日、AIで生成した動画を自動検出してラベル表示する取り組みも発表した。クリエイターの自己申告に依存していたが、システムによる自動検出を順次開始する。また、通常の動画ではプレーヤー直下に、Shorts動画では画像上に重ねるなど、表示位置もより目立つ形に変更する。

ニール・モーハンCEOは、クリエイター向けにAIで生成した本人の分身を使った動画作成機能を導入すると発表。一方で、AIによる低品質な量産コンテンツの拡散を抑えるためのアルゴリズム更新や、AIラベル付けの徹底に言及。創造性の拡張とプラットフォームの信頼性維持の両立を目指すと語った。

10代のShorts視聴時間制限機能も

YouTubeは、ペアレンタル機能の拡充も発表した。Shorts動画の視聴時間を15分から2時間の間で制限でき、近く「完全ブロック」も可能になる。また、教育的・創造的な高品質コンテンツが優先的に推奨される仕組みを整える取り組みも発表した。

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