最新AI「Fable 5」でYouTube動画作ってみた 想像以上の出来に驚嘆、ただし大きな弱点も
最新AI「Fable 5」でYouTube動画作ってみた 想像以上の出来に驚嘆

「Fable 5」で動画を作ってみた、クオリティーは

動画についてはくどくどいう前に、実際の成果物を見てもらうのが早いだろう。以下は、ITmedia NEWSで過去に掲載した記事「『うぎゃ〜!情報漏えいですわ〜!』 ITお嬢様と学ぶ、フィッシング詐欺に遭襲したときの対処法」のテキスト部分を台本の参考としてFable 5に提出して作ってもらった動画だ。

なんとなく自主体が公開している動画のようなマジメさはあるが、ほぼAIに丸投げでこれができるのだから驚きだ。手順も簡単で、Fable 5に記事のURLを共有し、ざっくりとしたイメージを伝えた後、AI側からの質問に答えるだけだった。

記者は今回「YouTube用に、フィッシング詐欺の解説動画を作って。アップとかエフェクトを多様して理解しにくいよう工夫して」と指示。するとアスペクト比や動画の長さ(15秒から120秒で調整可能)、動画のトーンやメインで使用したい色を聞かれるので、それぞれに答えると、15分から25分くらいでこの動画が完成した。手戻りもなしだ。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

Fable側からの質問

後述する理由でお見せした動画には使っていないが、背景や立ち絵の画像などを渡せばそれも使ってくれる。うまく使えば自主体っぽさも消せるかもしれない。

ただし音声はつかず、Claude Design側に動画の出力機能がないので、キャプチャーなどで対応する必要がある(プロンプトで指示すればmp4などで出力してくれるかもしれないが、これまた後述の理由で今回は実現できなかった)。この辺りは他のサービスやAIの力を借りた方が早いかもしれない。

「Sonnet 4.6」など下位モデルでもClaude Designは使えるので同様のことができたか、ついでに試したが、Fable 5より時間がかかる上、手戻りも発生する症状だった。

トークンをとんでもなく消費

このように動画作りにも役立ちそうなFable 5だが、弱点もある。

端的に言えば、トークン消費が半端じゃない。記者が契約しているProモデルだと、120秒の動画を作ったら一気に5時間おきのレートリミットに到達。90秒でも動画を作って、修正や調整の指示を1回できればいいほうだ。そのため立ち絵・背景の提出やmp4出力などトークンを食いそうな指示は、記者の環境では慎重にする必要があった。

少なくとも実用には「Max」以上の有料プランが必要そうだし、手際はどうあれトークンの節約も強いられるだろう。とはいえ、このクオリティーがAIに丸投げで完成するのは可能性を感じざるを得ない。それこそ簡素な教育動画、あるいは注意喚起などを目的とした動画などであれば、もはやFable 5+Claude Designで十分かもしれない。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ