東洋経済オンラインは、新たな連載企画「スマホ決済戦国時代」を開始した。この連載では、日本国内で激化するスマートフォン決済サービスの競争について、各社の戦略や市場動向を多角的に分析する。
PayPay、楽天ペイ、d払いの三つ巴
現在、日本のスマホ決済市場は、PayPay、楽天ペイ、d払いの3社が主導権を争っている。2023年の決済金額シェアでは、PayPayが約40%で首位を維持し、楽天ペイが約25%、d払いが約20%と続く。各社はポイント還元やキャンペーンでユーザー獲得にしのぎを削る。
特にPayPayは、ソフトバンクグループの強力な資本力を背景に、加盟店手数料の引き下げや独自の金融サービスとの連携を進めている。楽天ペイは、楽天経済圏とのシナジー効果を強みに、楽天ポイントの共通化で顧客囲い込みを図る。d払いは、NTTドコモの通信契約者基盤を活用し、dポイントとの連携で差別化を目指す。
キャッシュレス化の進展と課題
政府のキャッシュレス推進政策もあり、日本のキャッシュレス決済比率は2023年に約40%まで上昇した。しかし、現金主義が根強い中小零細企業や高齢者層への浸透は依然として課題だ。また、各社が競ってポイント還元を行うことで、加盟店への手数料負担が重くなっているとの指摘もある。
東洋経済の連載では、こうした業界の光と影を詳報する予定だ。第1回は、PayPayの攻勢とそれに追随する楽天ペイ、d払いの最新動向を特集。さらに、今後の市場予測や新規参入の可能性についても考察する。
連載の見どころ
「スマホ決済戦国時代」は、毎週金曜日に更新予定。記者は東洋経済のキャッシュレス担当デスクが執筆し、業界関係者へのインタビューや独自データを交えた深掘り記事を提供する。読者からの質問や意見も随時受け付け、双方向の連載を目指すという。
キャッシュレス市場は、2025年の大阪・関西万博を控え、さらなる拡大が期待される。各社の生き残りをかけた戦略は、日本経済全体にも影響を与える重要なテーマだ。東洋経済の連載が、その行方を追う。



