セブンのスムージー、半額で行列も「30分待った」の声 地道な商品育成を支える現場の課題
セブンスムージー半額行列「30分待った」 現場の課題

コンビニエンスストア「セブン-イレブン」が展開する「セブンカフェ スムージー」が、1日限りの半額セールを実施し、店頭に長蛇の列ができた。「30分待った」「持ち帰っている人もいた」との声がSNSに相次ぎ、その人気ぶりが改めて浮き彫りになった。

半額セールで発生した行列の実態

半額セール当日、各店舗の冷凍ケースの前には多くの客が集まり、専用マシンの前では順番待ちの列ができた。ある利用客は「レジで会計した後、マシンの前でさらに待つことになった。結局、購入から完成まで30分近くかかった」と話す。別の客は「あまりに待つので、冷凍カップだけ買って家で作ろうと思った」と、持ち帰りを選んだ人もいたという。

スムージーができるまでの流れと時間

セブンカフェ スムージーは、ペットボトル飲料のようにすぐに飲めるわけではない。購入から完成までは以下の工程を経る。まず、冷凍ケースから商品を選び、レジで会計する。その後、専用マシンでカップのバーコードを読み取り、蓋を外してカップをマシンにセットし、OKボタンを押す。マシンが約70秒かけて攪拌し、その後約40秒の洗浄工程が入る。1杯あたりの所要時間は約2分だ。

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ボトルネックはマシン処理時間

コーヒーや紅茶を買う場合と比べると、スムージーは明らかに「待つ」感覚が強い。半額セールで行列ができたのは、単に人気が高かったからだけではない。商品の構造上、1杯ずつマシンで仕上げる必要があり、需要が集中するとマシンの処理時間そのものがボトルネックになる。在庫は十分にあっても、提供スピードが追いつかないのだ。

累計2億4000万杯のヒットも伸びしろあり

セブンカフェ スムージーは、発売以来累計2億4000万杯を売り上げるヒット商品に成長した。しかし、売り場に立つと、商品バリエーションの増加や季節商品の展開など、まだ伸びしろが残っていることもわかる。例えば、すいかスムージーは季節感がわかりやすく、すいかにいちごの酸味を加えた斬新なフレーバーが好評だ。ただし、季節商品や特定フレーバーの展開には地域差や店舗差があり、均一な販売戦略が難しい面もある。

地道な商品育成の現場

スムージーカテゴリー全体の訴求は強まっているが、セブン-イレブンは地道な商品育成を続けている。マシンを使った提供方式は、コーヒーとは異なる手間がかかるものの、出来立ての質を保つための工夫だ。半額セールで露呈した待ち時間の問題は、今後の改善ポイントとして検討される可能性がある。

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