電子投票、香川県内16市町に波及? 6市町が「検討中」と回答
電子投票、香川県内6市町が「検討中」 導入機運

香川県内で初めての電子投票が、30日に投開票される知事選で善通寺市に導入された。読売新聞が同市を除く県内16市町に実施したアンケートで、導入を「検討中」とするのは6市町、「今後検討予定」は5市町に上ることが分かった。

6市町が「検討中」、5市町が「今後検討予定」

「検討中」と回答したのは、三豊市、坂出市、三木町、まんのう町、小豆島町、琴平町の6市町。いずれも導入時期は明らかにしなかった。「今後検討予定」としたのは、観音寺市、さぬき市、綾川町、宇多津町、直島町の5市町だった。

16市町すべてが、善通寺市での電子投票を「とても参考にする」「参考にする」と回答し、高い関心を示した。さぬき市選挙管理委員会は、2003年の岐阜県可児市議選で電子投票機材の不具合が発生し、最高裁で選挙無効が確定した事例に触れ、「善通寺市が支障なく執行できると示せば、(電子投票導入の)機運も再度高まる」と期待する。

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メリットは「開票迅速化」、デメリットは「トラブル」

電子投票のメリット(複数回答)では、「開票作業の迅速化・省力化」と「無効票の減少」が各15市町で最多だった。一方、デメリット(複数回答)では「トラブルのリスク」が15市町でトップ。11市町が「候補者が多い場合、端末画面での一覧性」を挙げ、表示方法への懸念が目立った。

来年春に善通寺市議選(定数16)で電子投票が行われる予定だが、市選管は「どの機器をレンタルするか未定で、表示方法についても決まっていない」としている。

有権者の使い勝手については、長所として「利便性が向上する」を8市町が、短所として「難易度が上がる」を6市町が選んだ。小豆島町選管は両方を選択し、担当者は「手の震えなどで自筆が難しい有権者が書いたとみられる票は、現状では判読できずに無効にせざるを得ないケースもあるが、電子投票なら候補者を選択するだけで、意見を確実に反映できる」と歓迎する一方、「スマートフォンなどのデジタル機器に苦手意識がある高齢者らにとっては難しく感じられるかもしれない」と心配する。

コスト増と国政選挙への期待

コスト面では、13市町がデメリットとして「増大」を挙げ、2町がメリットとして「削減」を選んだ。両方を選択した三木町選管の担当者は「開票作業の人件費は削減が見込めるが、機器の導入費用はかかる。トータルで検討しなければならない」と述べた。

国へのサポート(複数回答)では、「費用負担の軽減」が15市町で最も多く、法律の規定がなく採用できない「国政選挙での導入」も13市町が求めた。多度津町は導入の条件として「国政選挙で導入されれば」と説明。高松市、東かがわ市、多度津町は、現状のまま導入した場合の「(国政と地方の)選挙ごとに投開票方法を変更することによる混乱」をデメリットに挙げている。

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