フットマークは6月19日、『学校の水泳授業で着用する水着に関する意識調査2026』の結果を発表した。調査は2026年5月、小学5年生から中学2年生(2025年度)とその保護者1200組を対象にインターネットで実施された。
ラッシュガード着用率が急増
水泳授業にラッシュガードを着用して参加していた子どもは56.5%で、前回調査(37.9%)から約18ポイント増加した。学校側の許可状況も「誰でも着用できる」が45.6%から60.8%に拡大しており、学校・家庭ともにラッシュガードが水泳授業の定番アイテムとして定着しつつある実態が浮かび上がった。
着用理由は紫外線対策と肌露出回避
ラッシュガードを着用する理由の1位は「紫外線が気になるから」(67.4%)。2位は「肌を露出したくないから」(43.7%)と続き、紫外線対策だけでなく体型や露出への心理的な意識から着用するケースも多いことがわかった。
水泳授業が「好き」な子どもは62.2%
水泳は文部科学省の学習指導要領において、小学校・中学校で学習内容として位置づけられており、日本の学校教育における特徴的な学習内容のひとつとされている。一方、スポーツ庁「令和3年度体育・スポーツ施設現況調査」では、学校における屋外プールの設置状況は小学校で約87%、中学校で約65%に相当し、前回調査(平成30年度)からそれぞれ約7ポイント、約8ポイント低下している。施設の老朽化や教員の負担増、猛暑による熱中症リスクなどを背景に、授業の実施環境は変化している。
スクール水着もまた、かつての指定・一律から、ラッシュガードの普及や多様な水着タイプの広がりにより、子どもたちが自分に合ったものを選べる時代へと変化しつつある。
今回の調査では、水泳授業が「好き(とても好き+どちらかと言えば好き)」と答えた子どもは62.2%、「嫌い(あまり好きではない+嫌い)」は35.0%だった。「嫌い」と答えた割合は、同社の前回調査(37.8%)から大きな変化はなく、水泳授業への苦手意識は一定数残っていることがうかがえる。
水着への不満と理想の声
水着への不満を全員に聞いたところ「着替えが面倒」(35.5%)が最多で、「体型が目立つ」(25.2%)、「締め付け感が嫌」(16.6%)と続いた。こうした不満は男女を問わず広く存在している。
一方、理想の水着として「着替えがしやすい」(53.8%)が最多となり、「体型が目立ちにくい」(33.3%)、「露出が控えめ」(31.7%)が続いた。不満の上位と理想の上位がほぼ対応しており、子どもたちが求める水着の多様性は特定の層に限らず幅広く広がっている。
上下セパレーツ型、67.5%が着用意向
水着への多様なニーズが広がる中、「上下セパレーツ型で男女どちらでも着られる水着が学校で選べるとしたら」という問いに、全体の67.5%が「着たい(ぜひ着たい+どちらかと言えば着たい)」と回答した。
学年・性別別に見ると、女子は全学年で68~74%が「着たい」と回答。一方、男子でも全学年で約60~65%が「着たい」と回答しており、女子に限らず男子にも幅広いニーズがあることが明らかになった。学年による大きな差も見られず、小学5年生から中学2年生まで幅広い層で支持されている。
保護者の71.1%が水泳授業を「重要」と回答
子どもの79.1%が「水泳が上手になりたい」と回答し、水泳への意欲の高さが確認された。保護者も71.1%が水泳授業を「重要」と回答。理由の1位は「泳げることが命を守ることにつながるから」(67.3%)だった。子どもの意欲と保護者の期待が重なる中、すべての子どもが安心して水泳を楽しめる環境づくりが求められている。



