ベインキャピタルの杉本勇次日本代表が朝日新聞のインタビューに応じ、半導体大手キオクシアホールディングスの再建過程について語った。キオクシアは東芝の半導体メモリー事業を源流とし、経営難に陥った東芝が2017年に同事業を分社化。ベインを中心とする企業連合が2018年に2兆円で買収した。
業績悪化でも投資継続
半導体業界には「シリコンサイクル」と呼ばれる好不況の波があり、キオクシアも2024年3月期の純損益が2437億円の赤字となるなど危機的状況に陥った。しかしベインは設備投資を継続。杉本氏は「半導体の中長期の成長に確信があったが、AI(人工知能)の追い風がここまであるとは想定していなかった」と振り返る。
無理してでも成長を
「投資を止めると、成長をつかめない。無理をしてでも継続する判断をした」と説明。キオクシアは曲折を経て上場し、2年連続で最高益を更新している。杉本氏は「世界的に見ても最も成功した再生事例の一つ」と述べている。



