2025年大阪万博で実証実験へ、東芝が開発する次世代5G通信技術の全貌
東芝が開発する次世代5G、大阪万博で実証実験へ

東芝が開発する次世代5G通信技術が、2025年大阪・関西万博で実証実験されることが明らかになった。この技術は、現在の5Gよりもさらに高速で大容量の通信を実現するもので、遠隔医療や自動運転、スマートシティなど幅広い分野での活用が期待されている。

次世代5Gの特徴と開発状況

東芝が開発する次世代5Gは、ミリ波と呼ばれる高周波数帯を利用し、最大で毎秒数十ギガビットの通信速度を達成する。これは現在の5Gの数倍から十数倍の速度に相当する。同社は2023年から要素技術の開発を進めており、2024年中にはプロトタイプの完成を目指している。

東芝の研究開発責任者は「この技術により、これまで実現が難しかった高精細な映像伝送やリアルタイム制御が可能になる」と述べている。特に、工場や建設現場での遠隔操作や、医療分野での遠隔手術への応用が期待されている。

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大阪万博での実証実験

2025年大阪・関西万博では、東芝の次世代5G技術を使った実証実験が複数計画されている。具体的には、会場内での高精細映像のライブ配信や、遠隔地からのロボット操作などが予定されている。万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿い、未来のコミュニケーション技術を来場者に体験してもらう狙いだ。

東芝は、万博での実証実験を通じて技術の実用性を検証し、2026年以降の商用化を目指す。同社は「万博は世界に向けて技術を発信する絶好の機会」と位置づけている。

今後の展望と課題

次世代5Gの実用化には、基地局の整備や端末の開発など、多くの課題が残されている。特にミリ波は直進性が強く、障害物に弱いため、カバレッジの確保が重要となる。東芝は、独自のビームフォーミング技術や中継局の配置などで、この課題を克服しようとしている。

また、国際標準化の動きも注視する必要がある。現在、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)で次世代5Gの標準化議論が進んでおり、東芝は積極的に提案を行っている。同社は「標準化をリードすることで、国際競争力を高めたい」としている。

総務省も次世代5Gの推進に力を入れており、2024年度中に周波数割り当ての計画を策定する予定だ。東芝の技術が日本の通信インフラの強化に貢献することが期待されている。

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