5G料金値下げの衝撃、楽天モバイルが新プラン発表
5G料金値下げ、楽天モバイル新プラン発表

楽天モバイルは2025年3月、5G通信向けの新たな料金プランを発表した。月額2980円(税抜)でデータ通信が使い放題となる「Rakuten最強プラン」を提供開始。これは現在の4G向け最安プラン(月額2980円、20GBまで)と同額であり、5Gの追加料金を実質ゼロにした業界最安水準の価格設定だ。

背景:5G普及の壁を打破

日本の5G契約数は2024年末時点で約8000万件と、全携帯電話契約の約3割にとどまる。普及が遅れる主因は、4Gからの追加料金やエリアの狭さとされる。楽天モバイルの新プランは、価格面での障壁を取り除く狙いがある。

同社の三木谷浩史会長兼社長は「5Gはもはや特別な技術ではない。標準的なサービスとして、追加費用なしで提供すべきだ」と述べ、値下げの意義を強調した。

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市場への影響:競争激化へ

楽天の新プランに対し、既存大手3社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)は即座に反応。ドコモは5G専用の割引オプションを拡充し、KDDIはデータ容量無制限プランの値下げを検討中と報じられている。ソフトバンクは「楽天の動きは注視しているが、現時点で具体的な値下げ予定はない」とコメントした。

アナリストは「楽天の攻勢により、業界全体の5G料金が10~20%下落する可能性がある」と予測。消費者の選択肢が広がる一方、通信各社の収益圧迫は避けられない。

技術面:5Gの品質は維持

楽天モバイルは、新プランでも通信速度や品質に影響はないと説明。同社の5Gエリアは全国の主要都市をカバーし、人口カバー率は約90%に達する。ただし、一部の地方では4Gエリアのみとなるため、5Gの恩恵を受けられないユーザーもいる。

同社の技術責任者は「ネットワークの混雑時でも、安定した通信を提供するため、帯域制御を最適化している」と述べた。

今後の展望:5G本格普及へ

楽天の新プランは、5Gスマートフォンの買い替え需要も喚起するとみられる。2025年度の5G契約数は1億5000万件超に達するとの予測もあり、楽天の値下げがその起爆剤となる可能性がある。

一方で、米国や韓国など海外では既に5G無制限プランが月額3000円以下で提供されており、日本の価格競争はまだ途上だ。楽天の動きは、世界的な水準へのキャッチアップを促す一歩とも言える。

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