マイクロソフト、自社開発AIモデル群を発表
マイクロソフトは2026年6月3日、年次開発者イベント「Microsoft Build 2026」において、自社で開発した7つのAIモデル群「Microsoft AI Models」を発表しました。これらのモデルは、推論、コード生成、画像編集、音声認識など、さまざまな分野をカバーしています。
発表されたモデルの概要
発表されたモデルは以下の通りです。
- MAI-Thinking-1:中規模ながら同クラス最強の推論モデル。フラグシップ的な位置づけ。
- MAI-Code-1-Flash:エージェントコーディングに特化したモデル。GitHub Copilot、VS Code、Microsoftスタックに最適化。
- MAI-Image-2.5:テキストから画像生成と画像編集の両方をサポート。ArenaスコアでNano Banana Proを上回る。
- MAI-Transcribe-1.5:世界最高水準の音声認識モデル。競合モデルの5倍の速度で、43言語にわたるドメイン固有の用語を内蔵。
- MAI-Voice-2:15言語で高品質かつ自然な音声合成を提供。
戦略的背景と関連発表
マイクロソフトは、AGI競争を否定し、人間中心の「ヒューマニスト・スーパーインテリジェンス(HSI)」を構築する方針を示しています。また、自社製AI推論チップ「Maia 200」を発表。TSMCの3nmプロセスを採用し、競合比3倍の性能でGPT-5.2の推論基盤としても活用されます。さらに、NVIDIAのSoCを搭載したAI特化型ミニPC「Surface RTX Spark Dev Box」も発表。最大1ペタフロップスの演算性能と128GBのメモリにより、ローカルでの大規模モデル推論・学習を可能にします。



