KDDIは、8月15日(土)~16日(日)に東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット108」(コミケ108)における通信品質対策を発表した。新たに、5Gミリ波中継器を搭載した車載型基地局を導入するほか、ミリ波をバックホールとして活用したWi-Fi環境も試験的に導入する。
コミケの通信混雑への対策
コミケは、1日あたり十数万人もの来場者が集まる大規模イベントで、特に開場前の待機列で通信が激しく混雑することから、通信キャリアは会場周辺や会場内で最高水準の通信対策を実施している。
KDDIは、屋外に5G(Sub6)および5G SA対応の車載型基地局と可搬型基地局を計6台設置する。一部の基地局は、Sub6の2つの周波数(3.7GHz帯/4.0GHz帯)に対応した無線装置「Dual Band Massive MIMO Unit(DB-MMU)」を搭載することで、最大2倍の接続に対応する。
5Gミリ波中継器の初導入
5G対応の車載型基地局に加え、5Gミリ波の中継器も活用する。ミリ波搭載の車載型基地局1台と、5Gミリ波中継器搭載の車載型基地局2台を連携させて配置し、ミリ波の電波が届くエリアを拡大する。5Gミリ波中継器搭載の車載型基地局の運用は、イベント時の通信品質強化の対策としては初めて。
Wi-Fi試験導入と効果
さらに、ミリ波回線をバックホールにし、Wi-Fiとして利用できる仕組みを試験導入する。これにより、iPhoneなどミリ波に対応しないスマートフォンを使っている人も、高速通信が利用できる。通信トラフィックをWi-Fiにオフロードすることでモバイル通信の負荷を減らし、モバイルネットワーク全体の通信品質向上につなげられるとしている。



