巨人の山崎伊織投手が11日の阪神戦(東京ドーム)に先発し、六回途中6失点で今季初黒星を喫した。同率首位で並ぶ阪神との3連戦初戦で、試合前時点で防御率リーグ1位の村上との投げ合いを「我慢比べ」と位置づけていたが、慎重さがあだとなり、緊迫した投手戦は暗転した。
四球から崩れた六回
五回まで山崎が2本、村上が1本のソロ本塁打を許すも、連打はなかった。試合が動いたのは六回。先頭の佐藤を警戒し、丁寧に低めを攻めたがボールが先行し、ファウルで粘られた9球目が外れてこの日初の四球。続く大山も際どいコースを突いたが、フルカウントから歩かせた。
「四球、四球で苦しくなってしまった」と山崎。窮地を脱しようと勝負球が甘くなり、前川に浮いた直球を左翼フェンス直撃の適時二塁打とされると、一死後、元山には低めに投げきれなかったフォークボールを中越えの2点三塁打とされた。
制球ミス悔やむ、杉内コーチも指摘
5回1/3を6失点で降板した山崎は「ここぞの時の制球ミス」と悔やんだ。制球に定評のある右腕の乱調に、杉内投手チーフコーチは「一番(山崎)らしくない」と厳しく指摘した。
山崎は右肩のコンディション不良で出遅れ、7月に復帰。ここまでの3試合はヤクルト、広島が相手で、優勝を争う阪神戦は今季初登板だった。失投の許されない展開で投げ続けるスタミナはまだ途上で、今季まだ七回を投げきれず、この日も六回途中までで119球を要した。
今後の課題と期待
昨季チーム最多の11勝を挙げた山崎は、勝負の後半に入り、前カードから6連戦の初戦を任されている。カード初戦でチームに勢いを与える投球を、次こそ見せたいところだ。



