ソフトバンク庄子雄大、脚力で攻撃変革 60年ぶり3連覇の原動力に
ソフトバンク庄子雄大、脚力で攻撃変革 60年ぶり3連覇の原動力

ソフトバンクは1964〜66年の南海時代以来、60年ぶりとなるリーグ3連覇を果たした。若手と主力が融合し、2位に大差をつけた戦いの勝因の一つに、2年目の庄子雄大選手の躍進がある。

首脳陣の進言で庄子を先発起用

5月初旬のある日、試合後の首脳陣ミーティングで、本多内野守備走塁兼作戦コーチと長谷川打撃兼スキルコーチが、小久保監督に2年目の遊撃手の先発起用を進言した。

庄子選手は今季初スタメンを飾った5月5日の西武戦で初安打を放つと、翌日には高橋光から初対戦で安打をマーク。打ちあぐねていた右腕を捉えた姿が首脳陣の脳裏に刻まれた。村松野手チーフコーチは「あれで一気に『庄子で行こう』となった」と証言する。

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脚力が生んだ攻撃の変化

4月を終えてチームは14勝12敗。山川、今宮、柳田ら実力者が並ぶ打線は停滞しがちだった。そんな時、首脳陣の目に留まったのが庄子選手の脚力だ。本多コーチは「足があると、『何か仕掛けてくるんじゃないか』と相手が勝手に重圧を感じる。そこが狙いの一つ」と抜てきの理由を明かす。

実際、庄子選手の存在が攻撃に変化を生んだ。4月まで6個だったチーム盗塁数は、5月を終えた時点で24個に急増。失敗を恐れず次の塁を狙う姿は、周東に「どんな点差でも仕掛けて攻めている。ジェラシーを感じる」と言わしめた。

遊撃手の定位置を掴んだ23歳

開幕当初、遊撃手は今宮と野村、川瀬の争いだった。そこに割って入った庄子選手は遊撃手の中で最多の62試合に先発出場し、周東に次ぐリーグ2位の19盗塁を記録。「スタメン20試合」と控えめな目標を掲げていた23歳は、チームに欠かせないピースとなった。

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