阪神は21日、甲子園でDeNAと対戦し、延長十一回に大山悠輔選手のサヨナラ本塁打で3―2と勝利した。敗れれば首位陥落となる一戦で、8投手をつぎ込み、相手に傾きかけた流れを何度も食い止めた。総力戦で白星をもぎとった。
投手陣の粘りでピンチを凌ぐ
三回には先発のルーカスが二死から適時打を浴びて同点とされたが、2番手の神宮がエンカーナシオンを空振り三振に仕留めた。八回無死二、三塁のピンチでは、及川が蝦名を内野ゴロとし、さらにスクイズを仕掛けた古市にはワンバウンドで投げてバットに当てさせずに阻止。古市を遊ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
その八回のピンチでマウンドに集まった際の会話を、坂本が明かした。「何かあるんじゃないかと(自分が)言おうと思ったら、内野手から『スクイズもある』と話をしてくれた。みんなが同じ認識を持つのは大事なこと」。誰もが集中力を切らさずに役割を全うした。
大山、チーム全員での一発
延長十一回一死、大山がソロ本塁打を放ち、試合を決めた。8番手の石井が今季初勝利を挙げた。DeNAは八回無死二、三塁の好機を生かせなかった。
大山は「中継ぎ陣も、野手も、粘って粘ってあそこまでいけた。チーム全員で打てたホームラン」と力を込めた。劇的な勝利で、藤川監督が何度も繰り返してきた「結束力」は、さらに強まった。
藤川監督のコメント
阪神・藤川監督は「(サヨナラ勝ちに)あれだけ(多くの)救援投手を使った試合をいい形で終えられた。本当に良かったと思います」と振り返った。



