「毛の国対決」甲子園で初実現 栃木・佐野日大と群馬・健大高崎が激突
「毛の国対決」甲子園で初実現 栃木と群馬の代表が激突

第108回全国高校野球選手権大会第12日の16日、第1試合で栃木代表の佐野日大と群馬代表の健大高崎が対戦し、「毛の国(けぬのくに)対決」が甲子園で初めて実現した。

「毛の国」とは

古墳時代ごろ、現在の栃木県と群馬県のあたりは毛の国と呼ばれていた。5世紀後半ごろ、渡良瀬川を境に上毛野国(群馬県)と下毛野国(栃木県)に分けられたと伝わる。栃木県南部の小山市と群馬県の前橋市を結ぶJRの路線が「両毛線」と名付けられているのも、この歴史に由来する。

ライバル関係と初の直接対決

同じ海なし県という境遇や、都道府県魅力度ランキングの順位が下位で拮抗していることなどから、しばしばライバル関係をあおられている北関東の両県。ともに県勢の成績では春の選抜大会で1度、夏の全国選手権で2度の優勝経験があるが、春夏通じての直接対決は初めてだ。

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主将の思いと因縁

この対決に人一倍強い思いを抱いているのが、群馬代表・健大高崎の主将で外野手の石田雄星だ。出身は栃木県で、「自分の地元でもあり、そこは絶対に負けたくない気持ちが強い」と話す。

佐野日大のエース右腕・鈴木有とは中学時代から親交がある。別々の硬式野球チームでプレーしていたが、中学3年の栃木県選抜でチームメートになった。石田によると、当時はどちらも遊撃手で、選抜チームでは鈴木が二塁手に移り、二遊間を組んでいた。「みんなでグラウンド整備するとき、二人で一緒に同じポジションにトンボをかけていた」と振り返る。

今春の対戦と警戒

両校は今春の関東大会2回戦でも対戦し、健大高崎が3―2で勝っている。ただ、石田は「相手は勢いもあって本当に強いチーム。すごい執念でくると思う」と警戒する。意地と意地がぶつかり合う激戦になることが予想される。

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