愛知・名古屋アジア大会は21日、体操男子個人総合が行われ、2024年パリ五輪王者の岡慎之助(徳洲会)が6種目合計84.698点で銀メダルを獲得した。世界選手権3連覇中の橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は83.865点で銅メダル。金メダルはパリ五輪銀メダルの張博恒(中国)が85.065点で2連覇を果たした。
世界王者3人による最高峰の争い
21年世界選手権を制した張が2連覇で決着。日本のツートップである岡と橋本は銀と銅に終わった。悔しい結果ながらも、岡にとっては「けがをしても、ここまで戻って来られるという自信になった」と収穫があった。
岡は今月初旬に腰を痛め、どこまで状態を上げられるか心配された中での試合だった。24年パリ五輪3冠王者の22歳は過去の腰痛の教訓を生かし、無理せず回復優先で調整した。
難度を上げて臨んだ試合
村田憲亮監督によると、Dスコア(演技価値点)の6種目合計は30.3で予定していたが、現地入り後、思ったより動けるようになっていたことから、急遽31.4まで戻して臨んだ。腰への負担を考慮して平行棒と鉄棒は難度を抑えたが、持ち前の基本に忠実な演技で、いずれも全体3位の高得点をマークした。
6種目とも大きなミスなく、84.698点まで積み上げた。金メダルに輝いた張とは0.367点差だった。
10月の世界選手権へ
岡は「中国選手は技を抜いている。強いと感じた。自分も(練習不足だった)着地の精度をもっと上げていかないと勝てない」と語り、10月の世界選手権での再戦を見据えた。



