アジア大会の武術太極拳・男子長拳に、岐阜県羽島市出身の東孝大朗選手(20)が出場し、初の国際大会を9位で終えた。
約90秒の演武、得点は9.693点
愛知県武道館で行われた競技で、東選手は21人中13番目にコートに入った。競技が始まると、足を顔の高さまで振り上げたり、高く跳び上がって回転したりと、しなやかながら力強い動きを約90秒間披露した。競技後、電光掲示板に表示された得点は10点中9.693点。物おじせず最後まで演じきった姿に、観客席からはひときわ大きな拍手が送られた。
母の影響で5歳から競技を開始
東選手は母・晃子さん(51)の影響で5歳で競技を始めた。小学6年生の時には全国大会で優勝。高校生の時にはより良い環境を求め、太極拳の本場・中国への留学を目指したが、新型コロナの影響で断念。高校卒業後に名門・北京体育大学に留学した。
同大に来る中国人選手たちは国内の厳しい競争を勝ち抜いた「精鋭部隊」で、厳しい練習も平気な顔でこなす。実力差を見抜いたコーチからは指導が受けられにくくなり、自分だけ仲間と同じジャージーをもらえないこともあったが、「この競技が好き。強くなりたい」との信念で、日本で一つとなる今大会の出場枠を勝ち取った。
「力不足」と課題、次回は「優勝」を宣言
競技を終えて東選手は「力不足。体格や技術を高めていきたい」と課題を口にしつつ、「できることは全てやりきった。選手人生は始まったばかりで、これからも頑張りたい」と語った。次回のアジア大会の目標を問われた20歳は「優勝」と迷わず言い切った。



