日本代表最年少の塩貝健人選手(21)が「ギラギラしている」と話題を集めている。その背景には、代理人である龍後昌弥氏による徹底したサポートがあった。龍後氏は著書『最強の代理人 欧州最前線の代理人が日本サッカーを強くする』の中で、塩貝選手の欧州挑戦を支えた極秘合宿やクラブとの交渉の舞台裏を明かしている。
孤独との闘いと食事の力
塩貝選手はオランダ移籍当初、生活環境の変化に苦しんでいた。大学サッカーからプロへの移行で、一日中チームメイトと過ごしていた学生生活とは一変し、練習後は一人で過ごす時間が増えた。「夜飯も自分で作って一人で食べて寝る。それを繰り返す。学生生活と正反対の環境になって、一人の時間が多すぎて寂しくなっていました」と塩貝選手は振り返る。
そんな中、龍後氏はシェフの都築氏を連れてオランダを訪れ、フルコースの食事を共にした。塩貝選手は「龍後さんとシェフが来てくれたんです。気持ち的にだいぶ助かりましたね」と語る。龍後氏はその後も定期的に都築シェフを派遣し、自ら鍋を作りに行くこともあったという。
クラブハウスに炊飯器を導入
龍後氏は食事環境の整備にも積極的だった。塩貝選手がNECナイメヘンに加入した際、クラブにはすでに小川航基選手と佐野航大選手が在籍しており、日本人選手が計3人となった。龍後氏はクラブのテクニカルディレクター、カルロス・アルバースに「お米は自分たちで買うから、クラブハウスでお米を炊いてくれませんか?」と提案。アルバースは快諾し、クラブハウスに炊飯器が導入され、ランチに炊き立てのご飯が提供されるようになった。
お米代は小川選手が負担し、最年少の塩貝選手が買い出しを担当。この取り組みは日本人選手だけでなく、元マンチェスター・シティのオランダ人DFフィリップ・サンドラーも含む他の選手にも広がり、サンドラーも費用を負担するようになった。サンドラーは日本人選手と頻繁に日本食レストランを訪れ、塩貝選手のチームへの適応を助けた。
3日間の極秘合宿と大逆転劇
龍後氏は塩貝選手の移籍に際し、3日間の極秘合宿を実施した。詳細は明かされていないが、この合宿が塩貝選手のパフォーマンス向上に大きく寄与したとされる。塩貝選手は現在、日本代表で最年少ながら「ギラギラしている」と評され、その活躍が注目を集めている。
龍後氏のサポートは、選手のパフォーマンスを最大化するための環境整備に重点を置いている。食事は栄養源であるだけでなく、精神的なリフレッシュにもなる。龍後氏は「選手がオフで旅行に行くときはおいしいレストランを教えてと言われることがあります。そんなコミュニケーションも好きなんですよね」と語る。



