アジア大会競泳17歳大橋信が同着金、空手西山も金
アジア大会競泳17歳大橋が同着金、空手西山も金

愛知・名古屋アジア大会は21日、競泳男子100メートル平泳ぎで大橋信(枚方SS)が中国選手と同着で金メダルを獲得した。空手男子形の西山走(スマイスセレソン)も金メダル。体操男子個人総合では岡慎之助(徳洲会)が銀メダル、橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は銅だった。トライアスロン混合リレーで日本は2位だった。

競泳男子100平は同着優勝、800リレーは日本新も銀

男子100メートル平泳ぎの大橋は董志豪(中国)と58秒64で同着優勝。男子800メートルリレーの日本(村佐、松元、黒田、松下)は7分1秒05の日本新記録を樹立したが、7分0秒17をマークした中国に及ばず銀メダル。女子200メートル個人メドレーの成田実生(ルネサンス)は2分10秒40で3位だった。

直前に発熱も勝ち切る、北島さんの期待に応える

平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介さんが競泳会場に姿を見せ、男子100メートル平泳ぎのレース前、日本記録を持つ17歳の大橋を絶賛した。「持久力もあって、スピードもあって、本当に魅力ある選手。このアジア大会で(実力を)どんな形で証明してくれるのか、興味がある」。偉大な先輩の期待に、大橋は金メダルで応えてみせた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

スタートはやや出遅れた。それでも、速いピッチで両腕をかき、50メートルのターンではトップに立った。最後は董に追いつかれたものの、同着で1位となった。ゴール直後に中国人の観客から歓声が湧き起こったため、大橋は負けたと思ったという。レース内容は「テンポを上げ過ぎても、そこまでスピードは上がらない」と反省が残った。

大会直前に体調を崩し、一時は39度の高熱が出た。練習も1日休んだ。体調は回復したというが、「気持ちの面であまり乗らなかった」。心身が100%の状態でなくても、日本記録に0秒10差に迫るタイムで金メダルを取ったことは、伸びしろがあると捉えるべきだろう。

表彰式では北島さんがプレゼンターを務めた。北島さんから「これからどんどん楽しいことが増えていくし、頑張って」と声をかけられ、徐々に前向きになった。「今までの自分だったら、あそこで負けていた。同着でも金を取れた。試合で強くなっているのかな」と大橋。次の個人種目は3日後、2002年大会で北島さんが当時の世界新記録を樹立した200メートル平泳ぎだ。

男子800リレーは日本新も中国に敗れ銀、女子200メドレーは中国13歳がV

男子800メートルリレーで銀メダルとなった日本は、日本新記録の7分1秒05をマークしながらも、最後に中国に抜かれた。表彰式を終え、第1泳者の村佐は「とにかく悔しい。どれだけタイムが速くても、やっぱり銀は銀なんで」と唇をかんだ。

100メートル自由形で日本記録を持つ19歳の村佐がトップでつなぎ、経験豊富な29歳の松元がリードを広げた。19歳の黒田は差を縮められたものの1位をキープし、第4泳者の松下へ。前日に200メートル個人メドレーで金メダルに輝いた21歳は残り50メートルを切ってから、粘りきることができなかった。

同じメンバーで挑んだ8月のパンパシフィック選手権は7分2秒74の3位で、そこから1秒以上もタイムを伸ばした。松元は「まだまだ(2年後の)ロス(五輪)までの時間はある。ここまで確実に強くなっているので、やってきたことは間違いじゃない」と、年下の仲間たちを鼓舞した。

女子200メートル個人メドレーでは中国の13歳、于子迪がアジア新記録となる2分6秒10で優勝した。前日の200メートルバタフライも大会新で制しており、「1個目のメダルと同じようにうれしい」とはにかんだ。4秒以上も差をつけられて3位だった成田は「力の差を見せつけられた」と脱帽した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ