サッカー日本代表最年少の塩貝健人選手(21)が、2026年W杯出場を掴むまでには、代理人・龍後昌弥氏の自宅での3日間の極秘合宿があった。龍後氏がその全貌を語った。
代表招集漏れから始まった逆転劇
2025年10月、塩貝選手に日本代表招集の可能性を伝えるレターは届いたが、最終メンバーには選ばれなかった。続く11月も選外。さらにU-21代表にも声がかからなかった。現状維持ではW杯に間に合わないと感じた塩貝選手は、NECナイメヘンの練習が4日間オフになった際、龍後氏にこう提案した。「休んでいる場合じゃない。あとで振り返ったときに『この時間があったから今がある』と思えるように、合宿をしたいです」。
龍後邸での3日間極秘合宿
龍後氏は「スポーツ360」ケルン本社のジムと、ドイツ体育大学ケルンの留学生を活用。自宅を宿泊場所とし、3日間の緊急合宿を実施した。午前はジムで筋力トレーニング、午後はグラウンドでGKとDFを招いてシュート練習と走り込み。龍後氏自らスパイクを履き、球出しやDF役を務めた。塩貝選手から「ファン・ダイクかと思いましたよ」とイジられるほどの激しいプレッシャーをかけたという。
走り込みはスプリントを繰り返すインターバルトレーニング。龍後氏も一緒に走るよう促され、「これくらい走れなきゃ、有望な若手選手と契約できないですよ」と言われ、退路を断たれた。息が上がってフラフラになりながらも走り切り、塩貝選手から「アスリートじゃないのにあそこまで戦う姿勢を見せたのはすごい。魂を感じました」と称賛された。
合宿の成果とW杯メンバー入り
この取り組みが実を結び、塩貝選手はW杯日本代表メンバーに選出された。龍後氏は「一番のターニングポイントは個人合宿だった」と振り返る。塩貝選手も「きつい状況を一緒に乗り越えるとやはり関係が深まりますね」と語った。



