敦賀気比(福井)は11日、甲子園2回戦で横手(秋田)に10-0で大勝し、2022年大会以来4年ぶりに初戦を突破した。
映像分析が生んだ先制点
試合前、両チームの共通認識は「横手のエース佐藤宙はけん制がうまい」だった。しかし、敦賀気比の2番・伊藤は何度も映像を見返し、プラスアルファの情報を得ていた。「投球する時は本塁側に体が流れる」という癖だ。
一回、四球で出塁すると、次打者の2球目に盗塁のサインが出た。映像通りの癖を確認し、思い切ってスタート。セーフとなり、後続の内野安打で三進し、5番の中前打で先制のホームを踏んだ。
相手の油断を突く
「こんなに早いカウントで走ってくるとは思わなかった」と佐藤宙。けん制が得意なだけに油断があった。三回以降も積極的に走る敦賀気比に対し、「ストレート中心の配球になって、そこを狙い打たれた」と捕手の加藤は悔しがった。
伊藤は無安打だったが、八回にも二盗に成功し、2四球2盗塁2得点。「足が得点につながった」と満足そうに振り返った。2番打者の観察眼が、大勝を呼び寄せた。



