第108回全国高校野球選手権大会第6日は10日、8年ぶり10度目出場の日南学園(宮崎)が1回戦で明徳義塾(高知)と対戦し、2-1でサヨナラ勝ちした。
初回に先制されたが、七回に鬼塚海月選手の犠飛で同点に追いついた。九回二死から豊丸蒼大選手が適時打を放ち、息詰まる接戦を制した。宮崎県勢の甲子園での勝利は令和に入ってから初めてとなる。
豊丸選手、人生初のサヨナラ打
同点で迎えた九回、二死一、二塁で豊丸選手が打席に入った。相手投手は「得意の変化球で勝負してくるはずだ」と読み、「変化球1本で張っていた」。2球目、甘く入った変化球を鋭く振り抜くと、三遊間に飛んだ打球は遊撃手のグラブをはじき、人生初のサヨナラ打になった。
豊丸選手は1年夏からベンチ入りし、金川豪一郎監督から「野球を知っている」と評される実力者。今夏の宮崎大会でも打率4割超と爆発したが、春までは打撃が振るわずに苦しんでいた。
徹底的なスイングが飛躍のきっかけ
徹底的なバットの振り込みが飛躍のきっかけになった。昨秋、チームが得点力不足に苦しんだことから、ティー打撃などで1日1000回のスイングをこなそうと皆で取り組んだ。徹底して意識したのは、長打の欲を捨てたコンパクトなスイング。それが甲子園の舞台で試合を決する一打につながった。
2回戦は大会第10日第3試合で横浜(神奈川)と対戦する。



