長崎県佐世保市は24日、米海軍佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)の移設に関し、移設先で新たに整備する予定の火薬庫について、防衛省が安全性の検証・評価を行い、経済産業省に対し、火薬類取締法に基づいて設置申請の手続きに入るとの見通しを明らかにした。市議会基地政策特別委員会で報告した。
防衛省による安全性検証の内容
市が7月末に九州防衛局から説明を受けた内容によると、防衛省は2024年6月から26年3月にかけ、安全性を確認する解析を実施。安久ノ浦湾を埋め立てて整備する予定の地上覆土式火薬庫と、同法に適合した運用中の火薬庫のそれぞれの縮小模型を使って同じ条件で爆発を起こし、影響を調べる実験を複数回行い、衝撃波による爆風圧や飛散物の距離のデータを基に検証・評価を行った。
市長の視察と予算計上
昨年4月には、宮島大典市長が北海道の自衛隊施設で爆発実験を視察したという。
防衛省は新年度予算の概算要求で、同年度から2か年で行う測量・土質調査や環境影響評価などに16億1200万円を計上している。