キャリア・教育の専門家が、子どもの成長に関する悩みを解決。今回は「何度言っても聞かない子」の本音と、伝え方のヒントをお届けします。
「何度言っても聞かない子」の裏にあるもの
何度注意しても聞かない子どもの行動の裏には、意外な本音が隠れていることがあります。写真:yuu / PIXTA
教育デザインラボ代表理事、教育専門家の石田勝紀氏が解説します。
日本人は「愛している」「ありがとう」といったポジティブな感情表現を控えがちです。一方で、不満や指摘は「正論」として口にしやすい。その結果、家庭内が「ダメ出しの応酬」になり、愛情の裏返しが飛び交う空間になってしまうのです。
感情の「一次感情」と「二次感情」を見極める
心理学には「一次感情」と「二次感情」という考え方があります。
- 一次感情:寂しい、悲しい、不安、怖い、心配(本当の気持ち)
- 二次感情:怒り、憎しみ、イライラ、嫉妬(表に出る感情)
「怒り」という二次感情の下には、多くの場合、一次感情が隠れています。相手が怒りをぶつけてくるとき、それは「まだ期待している」というサインであり、「あなたの反応が欲しい」という愛情の裏返しであることが多いのです。ですから、この不器用な連鎖を断ち切るために、次の3つのステップを試してみてください。
- 「不器用なだけ」と捉える
- 一次感情を想像する
- 自分の気持ちを「メッセージ」で伝える
まずは「不器用なだけなんだ」と思うだけでもいい。その視点が、家庭内のコミュニケーションを変える第一歩です。



