キャリア・教育の現場で今、注目されているのが「質問力」だ。生まれつきの才能は不要と断言する東大合格者たちが語る、逆転合格の作法とは。今回は、『ドラゴン桜2』編集担当の西岡壱誠氏が、成績が伸びる子と伸び悩む子の質問の特徴を明かす。
「わかりません」と聞く子は伸びない
多くの生徒が「この問題、わかりません」と質問する。しかし、西岡氏によれば、こうした質問をする子は成績が伸び悩むという。一方で、伸びる子は具体的な自分の状況を伝える質問をする。例えば、「中学3年生で、判別式までは習ったけど、平方完成でよくミスをする。この問題の解き方を教えてください」といった具合だ。
生成AI時代に必須のスキル
この違いは、生成AIを活用する際にも顕著に表れる。AIに質問するとき、自分の学習段階や苦手分野を具体的に伝えることで、回答の質が劇的に向上する。逆に「答えを教えて」とだけ聞くのでは、平均的な説明しか得られない。自分を言語化する力こそが、これからの時代に必要なスキルなのだ。
伸びる子は模試を活用する
西岡氏は、伸びる子は積極的に模試を受け、自分の弱点を把握しようとすると指摘する。模試の結果を分析し、「自分はどこができていないのか」を具体的に言語化できるからこそ、効果的な質問ができるのだ。漫画『ドラゴン桜』でも、まずは自分のデータを知るべきだというシーンがある。
実践的な質問のポイント
- 自分の学年や学習範囲を明確にする
- 苦手な分野やよく間違えるポイントを伝える
- 具体的な問題番号や解こうとした過程を示す
これらの情報を質問に含めることで、教師やAIから的確なアドバイスを得られる。逆に、漠然とした質問では、相手も適切な回答を返せない。自分自身を深く理解し、それを伝える力が、学力向上の鍵を握る。
次ページでは、漫画『ドラゴン桜』の実際のシーンを紹介しながら、さらに詳しく掘り下げていく。



