キャリア・教育の現場でよく見られる悩みとして、子どもが親を怒らせる行動や、夫婦間のささいな衝突が挙げられる。教育デザインラボ代表理事で教育専門家の石田勝紀氏は、これらの問題の背景にある「愛情表現の不器用さ」に注目する。
子どもが「親を怒らせる」本当の理由
子どもがわざと親の嫌がることをしたり、何度言っても聞かなかったりする行動の裏には、実は「寂しい」「もっと構ってほしい」という本音が隠れている。子どもはまだ感情を適切に言葉で表現する術を知らず、怒られることで注目を浴びようとする傾向がある。
夫婦間で起こる「不器用さ」の正体
同様に、パートナーがイライラさせるような行動を取るのも、愛情表現が不器用なだけであることが多い。例えば「あなたはいいわよね」という言葉には、実は「私も認めてほしい」という本音が潜んでいる。
日本社会が抱える「感情表現」の壁
日本社会では感情をストレートに表現することが憚られる風潮があり、それが「本音がトゲになる」原因となっている。親子や夫婦間でも、本当の気持ちを伝えられずに衝突が生じる。
感情の「一次感情」と「二次感情」を見極める
怒りやイライラは二次感情であり、その奥には寂しさや悲しみなどの一次感情が存在する。この一次感情に気づくことで、より適切な対応が可能になる。
「不器用さ」を笑い合える関係へ
互いの不器用な愛情表現を理解し、笑い合える関係を築くことが、家庭内のストレスを軽減する鍵となる。石田氏は年間3000件以上の相談から、このアプローチを提案している。



