浪人生増加の背景を検証
近年、浪人生が前年比6336人も増加したことが話題となっている。一部では「総合型選抜の拡大が原因で一般入試枠が減り、入試が難化したため」との見方があるが、これはミスリードである。実際には、早慶MARCHなどの難関私立大学では一般選抜の割合が約6割を維持しており、必ずしも一般入試枠が大幅に減少したわけではない。
2浪生急増の特殊事情
26年度の共通テストでは、2浪生が前年の8633人から1万2516人へと約45%増加した。この背景には、高校の新課程への切り替えがある。26年の2浪生は旧課程最後の学年にあたり、25年度入試では新旧課程の経過措置があったものの、安全志向から現役で進学した者が多かった。その後、第1志望への再挑戦が表面化したとみられる。
また、26年度から共通テスト出願に卒業証明書が不要となり、仮面浪人が増えやすい環境が整ったことも影響している。
少子化でも続く有名大学志向
少子化が進む一方で大学進学率は上昇しており、有名大学志向が強まっている。これにより、大学受験の競争はさらに激化している。



