「気象は好きでもなんでもなかった」森田正光の原点
テレビでも人気の気象予報士・森田正光さん。その天体観測への情熱はどこから来ているのか。医師で窪田製薬ホールディングスCEOの窪田良氏が、森田氏の知られざる原点に迫る。
窪田氏は「最初は気象に興味がなかったというのは驚きです。それが今では第一人者になられて、一般の方が気象にグッと関心を持てるような、とてもわかりやすい情報発信をされているのが素晴らしい」と語る。従来の天気予報とはまったく異なる伝え方に、自身も強烈なインパクトを受けたという。
知識ゼロが生んだ「わかりやすさ」
森田氏は「私自身、気象のことがまったくわからない状態でこの業界に入った」と振り返る。気象協会に入る多くの人は大学で気象の基礎知識を身に付けてから来るが、当時は高卒でも採用された。そのおかげで、普通の人にとって何がわかりにくいかがよくわかったという。
例えば気圧の話。「低気圧が来ているので雨が降ります」と当たり前のように言うが、なぜ低気圧で雨が降るのか説明はなかった。そこで森田氏は「気圧が低いところには周りから空気が集まってくる。集まってきた空気が上昇気流となり、上空で冷やされて雲ができて……」と初歩から解説。すると「わかりやすい」と評判になり、ファンレターも届くようになった。
(構成:鈴木絢子)



