東洋経済の『本当に強い大学2026』シリーズ第3弾では、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の最新動向を詳報する。各大学は2026年度から27年度にかけて、新学部設置やキャンパス整備、連携強化など、多岐にわたる改革を進めている。
明治大学:山の上ホテル改修で150周年事業
明治大学は、2031年に迎える創立150周年記念事業の一環として、歴史的建造物「山の上ホテル」の改修工事に着手した。2027年夏のホテル開業を目指しており、完成後は短期留学の宿泊施設や社会連携の活動拠点としても活用される予定だ。また、2026年度には政治経済学部に政策学科を新設。これに伴い、地域行政学科は2025年度入試を最後に募集を停止した。
青山学院大学:日本初の統計データサイエンス学環
青山学院大学は、2027年度に「統計データサイエンス学環」の開設を予定している。統計を冠する学部・学環としては日本初の試みで、青山キャンパスに設置される初の理系学士課程となる。教育人間科学、経済、法、経営、理工の5学部が連携して設置するため、データサイエンスの応用領域として、これら5学部の専門分野も学べるカリキュラムが特徴だ。
立教大学:環境学部新設と木造拠点
立教大学は2026年4月、新たに環境学部を開設した。その拠点となる「19号館」は木造建築で、環境への配慮を象徴するデザインとなっている(撮影:尾形文繁)。同学部では、文理横断的な視点から地球環境問題に取り組む人材の育成を目指す。
中央大学と法政大学:連携強化の動き
法政大学は、他大学や企業との連携を強化する方針を打ち出している。具体的な連携先や内容については、今後の発表が待たれる。中央大学も、教育・研究面での協力体制を拡大する動きを見せている。
大学四季報から見るMARCHの位置づけ
本記事の末尾には、臨時増刊号『本当に強い大学』の「大学四季報」から、上記大学の該当箇所が掲載されている。これにより、各大学の詳細なデータや評価を確認できる。東洋経済オンラインでは、2026年7月29日(水)に会員向けイベント「TK-HUB」を開催予定で、大学関係者や受験生にとって有益な情報が提供される見込みだ。
MARCH各校のこうした動きは、日本の高等教育の流れや今後の方向性を示すものとして注目される。新学部の設置やキャンパス整備は、学生の多様なニーズに応えるとともに、社会が求める人材育成への対応を反映している。



