多くの受験生のニーズに応えられる知名度の高い近畿大学が、前年奪われたトップに返り咲いた。2026年度入試の一般選抜志願者数ランキングトップ50が発表され、近畿大学が日本一を奪還したことが明らかになった。
文系の増加率が高い
総合型や学校推薦型といった年内入試で友達が進学を決める中、年明けの一般選抜まで頑張る受験生は「どの大学でもいい」とはならず、「将来につながる大学」を目指す傾向が強いことから、難関・有名大の人気が高まっている。受験機会の拡大やリーズナブルな受験料設定などにより、多くの大学が受験生の獲得に力を入れていることもあり、2025年度に続き26年度入試でも、難関・有名大を中心として志願者が増えた。
個別大学の志願者数を見る前に、全体の学部出願状況を「学部系統別志願者状況」で振り返ると、「社会福祉」や「国際」「法」「政治・政策」など文系の増加率が高い一方、「理・工」や「情報・メディア」「医療技術」など医療系を含めた理系の増加率は上がらない。「看護」が上位なのは、近畿大学が看護学部を新設した影響が大きい。大学生の就職が好調なときに見られる「文高理低」の志願状況となった。
増加率が高い学部系統
増加率が高い学部系統でトップの「宗教」は定員規模が小さく、わずかな増加が高増加率につながった。さらに私立大の倍率アップが見込まれる中、他系統の志望者が併願先に選んだ可能性もある。2位の社会福祉は純粋に社会福祉士を目指す学科ではなく、社会福祉政策やコミュニティー構築、起業などに関する学科の志願者が増えている。3位の国際はコロナ禍での大幅減から完全復活となった。
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