アメリカの家庭で実践「自立させる思春期教育」スマホ・家事・お金の教え方
米国式思春期教育:スマホ・家事・お金の自立術

子どものスマホ利用や家事分担、お金の使い方――思春期の子どもにどのように教えればよいのでしょうか。アメリカの家庭で実践されている「自立させる思春期教育」の内容を紹介します。

スマホやデジタルデバイスのルール

子どものデジタルデバイス利用には、どんなルールが必要でしょうか。アメリカの家庭では、使用時間や利用可能なアプリ、オンラインでの行動などについて明確なルールを設けることが一般的です。また、親子で話し合いながらルールを決めることで、子どもの自主性を育む工夫も行われています。

家事分担で責任感を育てる

家事を分担することも、自立教育の一環です。年齢に応じて、部屋の掃除や食器洗い、洗濯などの役割を与え、責任感を養います。家事をこなすことで、家族の一員としての自覚や協力の大切さを学びます。

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お金の使い方:貯める経験を重視

欲しいものがある場合、すぐに親が買い与えるのではなく、「自分で貯める」経験を重視します。例えば、新しいゲーム機やブランドのスニーカーが欲しい場合、何週間かお小遣いを貯めて購入させるのです。この過程で、「本当に必要か」「待つ価値があるか」を考える習慣が身につきます。衝動買いを防ぐ練習とも言えます。

思春期に教える「予算管理」

思春期になると、より実践的な方法として「予算管理(budgeting)」を教える家庭も増えます。例えば、衣服代を月ごとに一定額だけ渡し、その範囲内で自分で選ばせるという方法です。高価なブランド品を買えば、ほかのものが買えなくなるため、優先順位を考える力が育ちます。親がすべて決めるのではなく、「限られたお金の中でどう選ぶか」を経験させるのです。

さらに、高校生になるとアルバイトを始める子どもも多く、自分で稼いだお金を管理する経験が加わります。レストラン、スーパーマーケット、ベビーシッター、家庭教師など、地域の仕事を通じて、「お金を得るには時間と努力が必要だ」という実感を持つようになります。

親はここで、税金や銀行口座、デビットカードの使い方なども教えます。アメリカでは、親子で銀行口座を共有することができるので、共有口座をつくって、スマートフォンのアプリで残高管理を学ばせる例も増えています。

このように、アメリカの金銭教育は、「お金を与える」ことではなく、「お金をどう扱うかを学ばせる」ことに重点があります。使う・貯める・稼ぐ・分かち合うという一連の経験を通じて、子どもたちは経済的な自立だけでなく、責任感や判断力も身につけていくのです。

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