和歌山2歳長女虐待死、両親に拘禁刑8年判決 地裁
和歌山2歳長女虐待死、両親に拘禁刑8年判決

両親に拘禁刑8年、日常的暴行と治療放置が認定

和歌山地方裁判所(福島恵子裁判長)は15日、和歌山市内の自宅で2歳の長女・流菜ちゃんを虐待死させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親(26)と父親(26)に対し、それぞれ拘禁刑8年(求刑・拘禁刑9年)を言い渡した。裁判員裁判の判決で、地裁は日常的な暴行と必要な治療を怠ったことが死亡につながったと認定した。

事件の経緯と死因

起訴状などによると、両親は2025年7月ごろから自宅で流菜ちゃんに日常的に暴行を加え、極度に痩せた状態であることを認識しながら、同月7日ごろに顎を負傷して十分に食事を取れない状態にあったにもかかわらず、医療機関での治療を受けさせなかった。その結果、同月10日に外傷性ショックで死亡させたとされる。

裁判所の判断と量刑

検察側は「生命を脅かす危険な行為を繰り返し、保護責任を著しく放棄した」として拘禁刑9年を求刑。弁護側は「死亡結果について予見困難だった」などと主張していたが、地裁は「長期間にわたる虐待と治療放置の悪質性は極めて高い」と判断し、求刑をやや下回る8年の実刑とした。拘禁刑は2025年改正刑法で導入された新たな刑罰で、従来の懲役と禁錮を統合したもの。

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社会への影響

今回の判決は、幼い子どもの虐待死事件における司法の厳格な姿勢を示すものとなった。児童虐待防止の観点から、周囲の早期発見や通報の重要性が改めて問われている。

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