和歌山県がまとめた令和7年度の児童虐待相談の状況によると、県内2カ所の児童相談所に寄せられた相談件数は計2084件(前年度比2.7%増)だった。虐待の種類では心理的虐待が最も多く、虐待者は実母が半数超を占めた。相談は警察からが660件と最多だった。
相談件数の内訳と推移
中央児童相談所(和歌山市)に1705件、紀南児童相談所(田辺市)に379件の相談があった。相談件数は6年度に比べて54件増加したが、過去最多だった5年度の2192件は下回った。
虐待の種類と特徴
虐待の種類は、言葉による脅しなど「心理的虐待」が1182件で最多。育児放棄などの「ネグレクト」が442件、身体的虐待が436件、性的虐待が24件だった。心理的虐待の相談が多いのは、子供が同居している家庭で起きたドメスティックバイオレンス(DV)を「心理的虐待」として警察から通告を受けるケースが多いためという。
虐待者と被害児童の状況
虐待者は、実母が1140件で半数超。実父が776件、その他は113件、実父以外の父親46件、実母以外の母親9件が続いた。虐待を受けた児童の年齢は、小学生が689件、3歳~就学前が477件、0~3歳未満が414件、中学生が336件、高校生・その他が168件。
相談経路の内訳
相談が持ち込まれた経路は警察からが最も多く、市町村(442件)、近隣の住民や知人(220件)、学校(206件)、家族(163件)、都道府県(135件)などからも通報があった。



