関西電力美浜原子力発電所3号機(美浜町)で2004年8月9日に発生した配管破損事故から22年を迎えた9日、発電所構内で慰霊式が営まれた。森望社長ら関電幹部41人が参列し、原発の安全な運転を誓った。
事故の概要と慰霊式の様子
事故では、放射性物質を含まない「2次系」の配管が破裂し、高温高圧の水と蒸気が噴出。近くにいた作業員5人が死亡、6人が重傷を負った。
森社長は「安全の誓い」と刻まれた碑の前で、「事故の反省と教訓を決して風化させることなく、全ての事業活動で安全を最優先に全力を尽くす」と述べた。関電幹部らは事故が発生した午後3時22分に合わせて黙とうした。
相次ぐトラブルへの陳謝
美浜原発3号機では5月、タービン設備から蒸気が漏れ、関電は原子炉を手動で停止した。8日深夜には大飯原発3号機(おおい町)でもトラブルが起き、原子炉が自動停止した。
森社長は慰霊式後、報道陣に「どちらの事案も地域の皆さんをはじめ多くの方にご心配をおかけし、重く受け止めている」と述べ、陳謝した。「美浜3号機については点検が十分だったのか、しっかりと見つめ直したい。大飯3号機については原因究明を行い、分かり次第、お知らせする」と話した。



