低山ブームで遭難増加、日本一遭難の多い山は標高599mの高尾山
低山ブームで遭難増加、日本一遭難の多い山は高尾山

低山ブームが続く中、警察庁の統計によると、遭難者数が最も多い山は東京都の高尾山(標高599メートル)であることが分かった。観光地的なイメージのある低山が、富士山や穂高連峰よりも遭難者数が多いという事実は、多くの人に驚きをもって受け止められている。

低山ブームの背景

コロナ禍をきっかけに、手軽に楽しめるレジャーや健康維持のための運動として低山に足を向ける人が増えた。2020年11月から始まったNHK BSプレミアム『吉田類のにっぽん百低山』もブームの追い風となった。コロナ収束後もブームは下火にならず、北アルプスなど人気エリアの山小屋やキャンプ場が予約制となり自由度が失われたこと、宿泊料や幕営料が値上げされたこと、アクセスの良さ、日帰りや短いコースでも満足度が高いこと、子供から高齢者まで楽しめること、高い技術レベルが要求されないこと、コストパフォーマンスの良さなどが要因として考えられる。

増加する低山での遭難

もともと山岳遭難事故は年々増加傾向にあり、特に1990年代半ば以降は高い水準で増加してきた。近年は低山ブームに伴い、低山での事故が目立つようになっている。警察庁が毎年発表する山岳遭難事故の統計では、遭難者数が最も多い山として高尾山が挙げられている。

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